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骨移植以外の骨造成法

このページでは、骨移植以外で骨造成する方法について解説します。骨移植ができない方や、どうしても骨移植は避けたいという方は参考にしてみてください。

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骨再生誘導法(GBR)とは

骨再生誘導法GBR(Guided Bone Regeneration)とも呼ばれています。この方法は、歯槽骨が吸収を起こし、インプラントに必要な高さ・厚みが不足している場合に用いるテクニックです。

骨の高さ・厚みがないと、インプラントを埋入しても部分的に露出してしまいます。これでは安定性が低くなり、せっかくインプラントにしても長持ちしません。

そこで、骨が不足している部分に自家骨骨補填材を置き、その上にメンブレンという人工膜を置いて骨の再生を促します。これが、骨再生誘導法(GBR)です。

この治療法を用いることで、これまでは骨量不足でインプラントが不可能とされていた患者でも、治療を受けることが可能になりました。

骨再生誘導法(GBR)では、移植した骨の上にメンブレンを置くのですが、これは移植骨に歯肉などの軟組織が混入するのを防ぐため。軟組織が混入すると、骨の再生が阻害されてしまうからです。メンブレンには、数週間ほどで溶けてしまう吸収性のものと、溶けない非吸収のものがあります。

一般的に、移植する骨量が少ない場合は吸収性メンブレン、多い場合は非吸収性メンブレンを用います。

GBRを確実に施術するには

骨再生誘導法(GBR)は、大幅に骨量が足りない場合のインプラントの前準備として行います。骨の状態によって再生速度は異なりますが、だいたい3~6ヵ月でインプラントに必要な骨ができあがるとされています。

一方、インプラントと同時に行う骨再生誘導法(GBR)もあります。これは、「インプラントを埋入するには骨幅が少し足りない」などという場合に適用されます。

骨再生誘導法(GBR)は、非常に高度な治療テクニックです。十分な経験とトレーニングを積んだインプラント専門医でなければ、確実な結果は得られません。治療の際は、ぜひ信頼できるドクターを探すようにしてください。

骨再生誘導法(GBR)の流れ

インプラント前準備としての術式(流れ)

  1. 骨量が不足している場所に、自家骨や骨補填材を充填する。
  2. メンブレンで移植骨を固定。
  3. 骨が再生し、安定するまで3~6ヵ月ほど待つ(個人差あり)。
  4. メンブレンを除去。
  5. インプラントを埋入。
  6. 安定後、人工歯冠を作成・装着。

インプラントと同時に行う場合の術式(流れ)

  1. インプラントを埋入。
  2. 骨が足りない部分の歯肉の中にメンブレンを入れる。
  3. メンブレンの内側で骨が再生するのを待つ。
  4. 非吸収性メンブレンの場合はこれを除去。
  5. インプラントに人工歯冠を装着。

大幅に骨量が不足していて、1回で十分な骨量が得られない場合は、骨再生誘導法(GBR)を2~3回繰り返すこともあります。

また、術後の感染予防や骨再生の促進のために、口腔内を常に清潔に保つ必要があります。きちんと自己メンテナンスをして、治療がスムーズに運ぶよう注意しましょう。