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サイナスリフト

サイナスリフトは、上顎の歯槽骨の厚みがない場合に用いる方法です。上顎洞(サイナス)に骨を移植し、インプラントに必要な骨量を確保します。

一般的に、上顎洞底から歯槽骨の先までの厚みが5ミリ未満で、インプラント埋入に必要な骨量が大幅に足りない場合に適用されます。

骨量で変わる治療期間

◆サイナスリフトが用いられるケース
上顎洞は、上顎の歯槽骨の上部にある空洞のこと。この空洞は、上顎の奥歯を失った状態で放置しておくと下方へ広がっていく傾向があるのです。

それと同時に、歯を失った歯槽骨の吸収も進行していくため、骨の厚みがどんどんなくなってしまいますす。この状態でインプラントを挿入しても、上顎洞に突き抜けてしまうため治療は不可能。このような場合にサイナスリフトを用いて骨を形成し、インプラント治療が可能な状態にします。

◆1回法と2回法の違い
上顎洞を覆う粘膜(シュナイダー膜)は1ミリと厚く、多少の圧迫であれば耐えられる強度を持っています。その特性を利用して上顎骨とシュナイダー膜の間にスペースをつくり、骨移植をするのがサイナスリフトです。

サイナスリフトには、1回法と2回法があります。ある程度の骨量がある場合は、サイナスリフトと同時にインプラント手術を行います(1回法)。

しかし、骨量が大幅に足りない場合はサイナスリフトで骨移植をし、骨がしっかり安定してからインプラント手術をします(2回法)。移植した骨がなじむまで4~6ヵ月ほど。それを待ってからインプラント治療に入るため、治療が完了するまでに長い期間が必要となりますが、骨の厚みを大幅に増加させることができる確実な方法です。

サイナスリフトは比較的難易度の高い治療となるため、経験豊富なインプラント専門医のもとで施術を受けるのが賢明です。また、CT等を使っての事前検査も重要となってくるので、設備の整ったクリニックで受けることをおすすめします。平均的な費用の相場は、15万~35万円ほどが多いようです。

サイナスリフト治療の流れ

  1. 自家骨もしくは骨補填材を準備する。
  2. 上顎洞を覆う粘膜(シュナイダー膜)を剥離して持ち上げて、上顎骨との間にスペースを作る。
  3. できたスペースに自家骨や骨補填材を移植し、骨となじんで安定するのを待つ(約4~6ヵ月)
  4. インプラントを埋入。