HOME >  インプラントの骨移植方法ガイド >  リッジエクスバンジョン

リッジエクスバンジョン

リッジエクスバンジョン(骨拡大法)とは、歯槽骨の厚みや高さは十分あるものの、幅が狭くてインプラントが埋入できない場合に用いられる手法です。

一般的に、歯槽骨の幅が「インプラントの直径+3ミリ」よりも狭い場合に適用されます。別名、スプリットクレスト法、スプリッティング法とも呼ばれます。上顎・下顎ともに施術可能ですが、上顎の方が下顎よりも皮質骨が薄いため、拡大処置しやすいといわれているようです。

骨を広げてインプラントを挿入

◆リッジエクスバンジョンとは
リッジエクスバンジョンには、ボーンスプレッダーという円錐型ドリル状の器具を用います。ボーンスプレッダーのサイズを細いものから太いものへと徐々に変えつつ、歯槽骨を押し広げて段階的に拡大。インプラント埋入が可能な骨幅を確保していきます。

しかし、骨の拡大には限界があるため、それでも足りない場合は自家骨や骨補填材を充填し、骨移植を行います。「拡大だなんて、骨が折れてしまうのでは?」と思うかもしれませんが、骨には弾性があるので、段階を踏んで押し広げていけば大丈夫です。

しかし、歯槽骨の厚みがなく、骨の質が弱い場合は骨折を引き起こす可能性もあります。そのため、しっかりとトレーニングを積んだインプラント専門医のもとで治療を受けるのがいいとされます。

◆リッジエクスバンジョンの利点
リッジエクスバンジョンの利点は、骨を削る量が少なく、出血・腫れ・痛みが最小限に抑えられるということ。また、押し広げた骨はインプラント埋入後に収縮するため緻密性が増し、インプラントの安定性が高まります。

この安定性のことを「初期固定」といい、インプラントを成功させる上で非常に重要なポイントなのです。また、治療箇所の骨密度が上昇するのもメリットの1つ。骨が脆い方や、骨粗鬆症の方に有効とされます。

逆に、骨が固い人にはリッジエクスバンジョンは向かないことがあります。ムリに押し広げると骨折に繋がるため、別の方法を取るのが一般的です。リッジエキスバンジョンの平均的な費用相場は、1ヵ所あたり3万~10万程度のようです。

リッジエクスパンジョン治療の流れ

  1. 細いドリルで骨頂部に穴を開ける。
  2. できた穴にボーンスプレッダーを細いものから入れて骨を拡大。ボーンスプレッダーの太さを徐々に太くしながら、慎重に拡大を進める。
  3. 骨幅が足りない場合は、自家骨や骨補填材を移植。
  4. インプラントを埋入。