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ボーングラフト

ボーングラフトは、痩せてしまった歯槽骨に骨を移植・固定し、インプラントを埋入できる状態まで骨量を回復する技術。歯周組織再生療法の1つです。

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ボーングラフト手術の特徴

一般的にボーングラフトといえば、ブロック状の骨を移植することを意味します。歯周病や何らかの理由で歯が抜けてしまった場合、そのまま放置しておくと歯槽骨はどんどん痩せてしまい、インプラントに必要な骨量がなくなってしまいます。

以前は痩せた歯槽骨はインプラント不可能とされていましたが、ボーングラフトで骨を増やすことができるようになってからは可能となりました。

◆移植する骨の種類
ボーングラフトに使用する骨の種類には、「自家骨」「骨補填材」「人工骨」があります。自家骨というのは、患者自身の骨のことです。下顎枝やオトガイ部(下顎前歯の下)などから、ボーングラフトの治療前に採取します。顎の骨が使えない場合は、腸骨という腰の部分の骨を使う場合もあります。

しかし、これを採取するには全身麻酔下での施術が必要なため、個人医院では難しいとされます。こうして採取した骨を移植して、骨の再生をうながすのが自家骨移植です。

◆骨の再成率が高いのは?
骨補填材とは、患者以外の骨から作られた材料のこと。人間の凍結乾燥骨、牛由来の無機骨などがあります。人工骨は、ハイドロキシアパタイトやリン酸カルシウム系の素材からつくられたもの。安価で加工しやすい材料ですが、骨となじみにくいのが難点です。

これらのなかで、もっとも骨の再生率が高いのは自家骨移植です。歯槽骨とのなじみがよく、治癒速度も速いのですが、骨吸収が速いのもデメリット。吸収を見越して少し多めに移植しておくか、骨補填材と併用するケースが多いようです。ボーングラフトの平均的な費用相場は、5~10万円ほどです。

ボーングラフト治療の流れ

  1. 自家骨もしくは骨補填材を用意する。
  2. 歯槽骨の吸収が起こっている部位に、移植骨のブロックをチタン製のスクリューで固定。
  3. 周囲の隙間に細かく砕いた自家骨、もしくは自家骨と骨補填材を混ぜたものを詰める。粉砕骨や補填材が動かないようにするため、メンブレンやゴアテックスの膜を使用して固定。
  4. 移植骨と骨が同化するのを待ち(約4~6ヵ月)、スクリューを除去。
  5. インプラントを埋入。